「日本郷土玩具館」は、倉敷美観地区の川沿いにあり、もとは倉敷が天領であった江戸期に建てられた商人の米蔵で、本館は日本郷土玩具の良さを広めるために建てられました。郷土玩具自体は江戸時代からあり、時代や土地ごとで材料などが異なるそうです。 ここでは「日本郷土玩具館」の館長であり、「倉敷伝建地区を守り育てる会」の会長もされている大賀さんに倉敷への想いを伺いました。
倉敷は昭和三〇年代から倉敷市の環境行政が始まり昭和四四年に美観地区へ選定されました。以前の倉敷は魚市場や鉄工所などがあり、今よりも生活感がありましたが、観光に来る人はいませんでした。今では、倉敷美観地区に観光や「倉敷でお店を開きたい、倉敷だからこそ活動したい」という思いで来てくださる方も多く、嬉しく思います。 同時に、今こそ育まれてきたまちの文化を次の世代へ引き継いでいくことが大事だと思っております。 これからは倉敷により魅力を感じ、倉敷へ住まう人が増えてほしいと願っています。
今では美観地区に観光などで来られる方はとても多いと思いますが、これからへのバトンをつないでいく人が不足しているという声を聞くことが多かったです。これからは今まで以上にまちに触れてもらう場も必要なのだと感じました。